2010年09月04日

新刊 "Star Trek 365" レポート

"Star Trek: The Original Series 365"
Paula M. Block、Terry J. Erdmann 著
序文 Dorothy "D.C." Fontana
出版 Abrams
29.95ドル
ISBN 978-0-8109-9172-9
オールカラー
744ページ
Star Trek 365

楽しみにしていた「宇宙大作戦」の解説本が発売されました。著者の2人は夫妻で、あの名著「スタートレック ディープ・スペース・ナイン コンパニオン」も手がけたと言えば期待せざるをえません。
このような書籍としては珍しく Pocket Books からではなく、Abrams という出版社から刊行されています。5年前に発売された、スターウォーズ版の仲間という位置づけのようです。

まず届いた段ボールを手にした時から、「重い!」と感じました。実際2kgほどあるようで、これまでの解説本と比べてやや小さい (外寸 24cm×16.5cm) 割にズッシリした印象。何しろ744ページもあるハードカバーです。メイン部分では見開き2ページに対して一つずつ番号が振られており、それがタイトル通り計365あります。なお一年の日数ですが、内容的には何にも関係ありません。
Star Trek 365

横長の変わったスタイルで、メインのページでは全て左側が文章、右側全体が写真という作りになっています (一部左にも小さい写真あり)。
この写真には力を入れたそうで、どの写真もとても綺麗です。いわゆるスチール写真が大半ですが、初めて観るような撮影中のスナップ、その他の資料もあります。アート本のように「観るだけで楽しめる」という点は、オールカラーということもあって強い方ですね。

文章については、TOS全話のエピソードガイドが中心です。話によって差がありますが、一話当たり概ね6〜10ページが費やされています (つまりその半分が写真、半分が文章)。ただ1ページ目のあらすじについては、DS9のように結末までは書いてありません。次の見開きからそのエピソードにまつわる裏話が続いており、こちらが主体と言えます。内容は配役、撮影の舞台裏、その後の影響など様々ですが、DS9本で多かったキャスト・スタッフのインタビューは少ないようです。また、文章の量はページによって差があります。随所に名台詞が引用されています。
扱っているのはTOS本編のみで、映画版のページはありません。
一部は作品外のこと、例えば放送継続運動やリマスター版といった内容にも触れてあります。

エピソードは製作順 (当サイトの基本順) に並んでいますが、目次がないので探すのがやや面倒かもしれません (もちろん索引はあります)。見開き番号の色でシーズンがわかるようになっています。

TOSのみに絞ったエピソード解説本というと結構古い絶版本「スタートレック大研究II」、さらに昔のムック「大研究」三部作、英語のでは新旧 Concordance などがありますが、いずれももはや古典であり入手自体が困難、内容も厳しい部分があります。来年で45周年を迎える中、TNG・DS9コンパニオンのような立派な副読本が生まれたのは大変喜ばしいですね。せっかくなら、結末まで細かく載っていた方がよかったような気もしますが。
ちょうどスーパー! ドラマTVでは10月から再放送も始まりますし、オンエアに合わせて読み進めるのも一興かと思います。

これだけのボリュームで、Amazon.co.jp だと2,500円程度で買えるのも嬉しいです。日本語版が出れば言うことないんですけどねぇ…。
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